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★このページの初出 2020年2月22日
★このページの最終更新日 2020年2月22日
14.終わりに
「作品集『ベロ出しチョンマ』が読まれ続ける理由」でも書かせて頂きましたが、作品集『ベロ出しチョンマ』には普遍性があると管理人は考えています。
人は古来から人同士で争いを続け、他の動植物を減らし続け、地球を傷め続けて来ました。
それはこれからも変わらないと思います。
人はそういったことを止められない存在だからです。
しかし、人は何度も争いを止めようと努力して来ました。
他の動植物を保護しようともしています。
地球環境を保全しようと英知を集めています。
そうやって自らの行いを反省し、直そうとするのも人というものなのです。
つまり、人は正邪善悪を併せ持つ存在なのです。
作者斎藤隆介は作品集『ベロ出しチョンマ』で、人の様々な良い部分悪い部分、強い部分弱い部分を描きながら、人そのものは否定していません。
それどころか作品『ベロ出しチョンマ』のように、
「人は本来素晴らしい存在なんだ!」
というエールさえ送りました。
さらに作品集を通して、人は自らが変われば状況を変えられるという希望さえも伝えています。
もし人が人自身を諦めたとしたら、ますます人は争い、最後は自ら自らを滅ぼしてしまうかもしれません。
しかし例えば『ベロ出しチョンマ』の読者が、
「人はどうしようもないことをする。しかし、本当は素晴らしい存在なんだ!」
と考えて、諦めないで命をかけて人を生かそうと奮闘すれば、人は滅びずに、本来の素晴らしい存在として生き続けることができるという希望が生まれるかもしれないのです。
『ベロ出しチョンマ』のように、村人が自ら変わり、村がずっと存在できるということは起こりえるのです。
管理人はこれからも『ベロ出しチョンマ』が読まれて行ってほしいと思っています。
いや、読まれ続けるだろうと信じています。
なぜなら、人はきっと人を諦めないだろうから。
これからも、作者斎藤隆介の
「人は素晴らしい存在だ」
というエールを受け止められる存在であり続けられると信じているからです。
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【この章の要約】
人はずっと、人と人とで争い、動植物を減らし続け、地球を傷め続けて来た。それはこれからも変わらないだろう。
しかし一方、人は争うのをやめるよう努力し、動植物を保護し、地球を守ろともして来た。
人は正邪善悪を併せ持つ存在だ。
『ベロ出しチョンマ』の作者斎藤隆介は、人の正邪善悪を描きながらも、人そのものは否定していない。
それどころか、
「本来人は素晴らしい存在なんだ」
とエールを送り、自らが変われば状況を変えられるという希望も伝えている。
『ベロ出しチョンマ』の読者が人を諦めなければ、人は本来の素晴らしい存在として生き続けられるかもしれない。
管理人は、『ベロ出しチョンマ』がずっと読まれ続けると信じている。
人はきっと、人を諦めないだろうから。
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