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金持ちになる男、貧乏になる男

作品名 金持ちになる男、貧乏になる男 作者名 スティーブ・シーボルド/弓場隆 訳
かねもちになるおとこ、びんぼうになるおとこ すてぃーぶ・しーぼるど/ゆみばたかし


  ★このページの初出
  2020年2月22日

  ★このページの最終更新日
  2020年9月13日


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金持ちになる本!

出版社 サンマーク出版
初出・連載時期 2012年5月初版(単行本)
管理番号 b5-sel4

作品概要 作者紹介
著者は大学在学中の1984年から富裕者の研究を開始した。その研究からそれまでの考え方を変え、貧しい境遇から金持ちになった。
この本を読めばは、金持ちになるにはどう考え、どう行動すれば良いのかが分かる!
(著者)アメリカ人。経営コンサルタント会社代表。一流企業の社員研修を担当するかたわら、講演者、テレビ司会者として活躍中。著書に『一流の人に学ぶ自分の磨き方』(かんき出版)。
(訳者)翻訳家。訳書多数。主な訳書に『後悔しない生き方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『希望をはこぶ人』(ダイヤモンド社)など。

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この作品を殿堂に入れようと思った理由です。

金持ちになる方法が分かる
この本は100章で構成されており、それぞれの章で貧乏になる男と金持ちになる男の比較をしています。
それぞれ読んで行くと、自分がなぜ貧乏なのかが分かります。
同時に金持ちになるために必要なことも分かって来ます。
金持ちが金持ちになっているのには、当然原因があるのです。その原因と対策がよく分かります。

2 非常に読みやすい
この本はレイアウトが優れていて、全ての章が見開きで完結しています。文字も大きく行間も広いので、ビジュアル的に読みやすいです。
訳者の力量が高いので、文章も平易な語りのようで、すらすら頭に入ります。
さらにどこから読んでもいいように構成されているので、全体として非常に読みやすい本です。











3 金持ちが悪いことではないと思える
僕達貧乏人は漠然と、金持ちは情け容赦ない拝金主義者・権力志向者、という負のイメージを持っています。
著者は繰り返し、そういう金持ちに対するイメージこそ、自分が金持ちになれない原因の1つだと書いています。
金持ちは悪だという信念は、意味のない悪癖だと教えてくれます。











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管理者に特にインパクトのあった話や描写や言葉をピックアップします。

貧乏になる男は「金持ちは賢い」と考え、金持ちになる男は「知性や学歴は資産形成と関係ないと考える
P134 54章見出し 
学校のカリキュラムの大半は、社会に出て成功するための知恵を扱っていないし、教師の大半は財産を築く方法を知らない(P134) 親や学校教員が推奨する、高い学歴で大会社や公務員職に就職するという方法は、生活はできても大金持ちにはなれません。
大金持ちになりたければ、大金持ちの思考や方法を学ばないといけないのです。

貧乏になる男は「お金」が諸悪の根源だと考え、金持ちになる男は「貧困」が諸悪の根源だと考える
P26 4章見出し
貧乏人が金持ちになれないのは、知能が足りないからでも、学歴がないからでもない。本当の原因は、お金の苦労を余儀なくさせるマイナスの信念である。(P26) 冷静に考えると、お金を悪と考える人が金持ちになれる訳がありません。
また、紛争や事件の原因の多くが「貧困」であるのも事実です。
資本主義国家において、金持ちになるのは悪いことではありません。むしろ目標とすべきことなのです。













貧乏になる男は「お金」を得るために働き、金持ちになる男は「充足感」を得るために働く
P74 26章見出し
金持ちになる男は、お金を得るために働くことが資産形成の最悪の方法だと考えている。(P74) 金持ちの有名人を思い浮かべると、自分の好きな事を極めて、結果として金持ちになっている人が多い事に気付きます。
もし「お金」が目的で働いたとしたら、生活が充足する程度のお金を稼ぐと満足してしまい、大金持ちにはなれないのです。

貧乏になる男は「金持ちは精神的に堕落している」と考え、金持ちになる男は「金持ちは精神的に豊かだ」と考える
P192 82章見出し
私が約二十五年間の研究で知ったもっとも有害な信念のひとつは、貧しさは美徳で、金持ちであることは間違っているというものだ。(P192) 金持ちはがめつい守銭奴で、貧乏人は清貧という漠然としたイメージがあります。
しかしお金があることと、精神的な高潔さは関係ありません。
貧乏な守銭奴は沢山いますし、金持ちでも品行方正な人も沢山いるのです。













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管理人と作品との関わり、読む際に知っておくと一層楽しめる情報、管理人個人の期待や意見です。

長財布のヒミツ」でも書かせて頂きましたが、ある時期僕は少ない貯金がさらに目減りしてしまい、どうしてこうなるのか、と考えていました。

それでお金に関する自己啓発本を探していて見つけたのがこの本です。

色々なお金の本がある中でこの本を選んだ理由は、僕には最も読みやすかったからです。
ストレスなくどこからでも読めるので、車内や機内で読むのにもお勧めです。

内容も非常に参考になりました。

日本は学校教育でも、家庭教育でも金持ちになる方法を教えてくれません。
金持ちに対するマイナスイメージがある上に、金持ちになれるのは特殊な人だと思っているので、金持ちになることを勧めてさえくれません。

さらに教員も家族も大多数は本当の金持ちではないので、方法を教えられないのです。

日本は資本主義国家なので、目標とすべき人物像の1つは間違いなく「資本家」(=金持ち)なのにも関わらず、資本家になる方法を誰も教えてくれないのです。

この本は金持ちを研究したからこそ書ける内容が多々含まれており、僕にとって大いに生き方の参考になりました。

残念ながら金持ちには程遠い現状ですが(笑)、少なくとも金持ちを悪と思うことはなくなりました。
お金に対するイメージも良くなりました。

将来金持ちになりたい方、仕事や勉学の目的が見えなくなっている方、僕のようにお金に嫌われていると思っている方(笑)などにお勧めです。

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作品を今読むにあたっての注意点、版元の変遷、作家のその後など作品・作者について管理人が
必要だと思った情報を掲載しておきます。

原題は『HOW RICH PEOPLE THINK』。
発刊は「Copyright 2010 by Steve Siebold」とあるので、2010年頃と思われます。
作者はシカゴの貧しい労働者の家庭で生まれ、現在は能力開発の第一人者として社員研修で活躍中。収入は世界の講演者の上位1%に入るそうです。
私生活では慈善活動に熱心のようです。
カバーの写真を拝見してもとても魅力的に見えますので、人を惹きつける力も強いのだと思います。

内容は普遍的なものですので、今読んでも違和感はありません。

またタイトルは「男」となっていますが、女性が読んでも全く問題ありません。

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このページを作成する時に使用した作品の詳細を底本として記載しておきます。
また参考にした書籍・サイト・ブログなども掲載させて頂きます。
さらに関連して読んで頂きたい書籍・サイト・ブログなども掲載させて頂きます。

底   本 単行本2012年2月2刷を元にこのサイトを作成
参   考 特になし
関   連 版元オフィシャルサイト

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金持ちになる男、貧乏になる男』を購入されたい方のための情報
※必ずこの表中段の「購入にあたっての注意点」をお読みください
『金持ちになる男、貧乏になる男』の現在の販売状況
2020年1月現在、文庫版と電子書籍版が販売中。僕の持っている単行本版は絶版のようです。
文庫版は2016年初版ですので、しばらくは絶版にはならないのではないでしょうか。
電子書籍版はamazon kindleなど複数で販売されています。
購入にあたっての注意点
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「本を購入してみたが、このサイトに書いてあるようには感じなかった」
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等の苦情・意見は一切受け付けませんので、購入の際は十分留意してください。
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